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アンプ・メンテ概要
2015年統一地方選前半戦

 今回の車載拡声器整備では、経時腐食による電源地絡故障1、イモハンダ剥離によるミキサー・アンプ不動作2、腐食によるマイク接触不良3、同ケーブル折損3、アンプケーブル経年硬化によるコネクター接触不良を直し、1000W宣伝カーの過充電故障対策に充電制御ボックスを作って実運用に供した。
 ソケット差し込み基板構造でメーカー修理保証期間を外れてしまった機材は取りあえず放置でもアンプ数が足りたので後回しとした。ソケット差し込み型は修理に専用アダプター作成を必要として、最悪1台のアンプを潰してアダプターに充当することになり無期限保留とする。雨漏り汚損での故障らしく各所に緑青を吹くなど著しく腐食していて難物であることが予想され後回しにした。

 指向性の良いスピーチ・マイクへの交換は新規購入品から実施で、在庫分は特に悪いモノのみを外すことで暫定対応。 しかし各車にマイク1本となってしまいトラブルに代替が無い状況で、良品交換に事務所に戻らざるを得ない。 これは新品1,旧品2を配布してアナウンサー育成の交替運用とマイクの不具合に備えていた組織の方が妥当。マイクはやたらトラブルを起こしやすいものなのだから。

 スーパーメガフォン(通商ハンドマイク)はほとんどが電池ホルダー部の汚損・接触不良で、清拭により回復、しかし一旦汚れると汚損を拭いきれないので、運用現場で繰り返し清拭しながら使うことになる。 狛江市長選応援ボランティア以降は点検修理を依頼された全数に簡易取説カードを添付することで雨対策と清拭作業と電池抜き取り保存が拡がって「故障」として上がってくる件数が大幅に減った。
 スーパーメガフォンの保存時に、10本の電池のうちの1本を逆方向にする誤扱いに多数出くわして、それでは電池を破損させてしまうのに困った誤扱い。これは山行きで懐中電灯のスイッチが間違って入ってしまっても消耗しないよう2個の電池の1個を逆方向にして消耗しない工夫を、その保護メカニズムを考えずにハンドマイクに適用してわざわざ電池不良を作っているものだ!大変困った伝説が広く拡がっている様だが「電池逆方向保存厳禁!」を執拗に表示、指摘するほか無いだろう。
 またワイヤレスメガフォンのチューナー部動作不良は修理依頼してもどこかのOEM品の丸ごと交換なので3.5万ほど掛かることが分かり、取りあえずは紐付きマイクでの運用とした。
 スーパーメガフォン(0dBV入力1V)にテープレコーダ(0.1V出力)や標準品の指向性スピーチ・マイクを使うには信号レベル合わせとしてオーディオ用のミキサーアンプ(0dBm出力0.775V≒\6,000.余)を介すれば良いことが確かめられ、’97年に候補者宣伝カーに使用したオーディオ用ステレオ・ミキサー・アンプを生き返らせた。

 車載拡声器の簡易運用マニュアルの搭載は「誰も読まない」として却下。簡易マニュアル現物1ダースは渡したから、カードケースに入れて配ってくれるとトラブルが減るのだが、残念ながら今回は理解されず机上放置である。 自分自身のところでは宣伝カー20台余の配置を掴んでいたので全車にマニュアルカードを配布してぶら下げてしまい長年の繰り返しで概ね徹底したが、よそ様の応援では強行配備もできない。おそらくはゴミ箱直行だ。
 簡易マニュアル・カードもたとえば20%が読んでくれれば扱いの知識としては回を重ねる毎に暫時拡がって運用が安定していくモノである。 専従者では無い一般の活動参加者にとって拡声器など日用品では無いから操作に当たっては簡易マニュアルがぶら下がっていれば大抵は読むものだ。 また、独立バッテリー車の充電管理は自動では無理で取り扱いマニュアルを否定しては扱い切れない。

 運用途中、リース流れだが程度の良い車載拡声器が2基入手できて、今後も継続使用の宣伝カーに搭載したので、その分が予備機として浮いてきた。スピーカー・コネクター部の標準化を図り不具合には即時載せ替え出来る。そうした機材整理にかこつけて若い整備担当者を確保する必要が有るが、整備作業時間が非常に長くて、評価は拡大・票読み数のみの体制だと、整備能力のある技術者達は皆隠れてしまって出てこないのは三多摩の場合と同じだろう。事前の整備もなく、トラブル発生毎に仕事中にでも強引に呼び出されるのは明らかだから。お互い顔見知りで専門的実力の分かっている労働者後援会ルートでしか応援は得られなかった。

マイク・プラグ汚損・腐食接触不良2件

 「アンプの不良」ということで戻ってきた宣伝カーをみると、マイク・プラグに薄白色の汚れがこびり付いていて、一目でそれによる接触不良とみられた。真鍮のワイヤブラシで磨いて汚れを取り去ると回復した。マイクは「事務所からの支給品」であることを強調されるが、私が事前に整備したものは総てワイヤブラシで研磨済みだから、他に4年間ストックしたままのものが各宣伝カーに手渡されていたことになる。 押しかけボランティアの手間を省いてやろうという善意に発した様だが、運用トラブルで緊急呼び出しとなっては却って逆効果だった。 事前調整・整備は細かなモノまで直接確認することが必要だし、接点部の清拭は現場でも常に行うモノなのを周知する必要が有る。

マイク・アンプのイモ・ハンダ不良2件

 ミキサー・アンプがバリバリと雑音が出るようになって、マイク入力が2本とも動作しなくなった。
4年前2011年の整備では「#2入力の接触不良」と思い、修理後は予備用アンプとしていたのだが、今度は両方のマイク・アンプが不動作だ。 分解して覘いてみると一見、きれいにハンダ付けされているように見えて、部品のリード線はプリント基板面に折り曲げては出て居らず、ハンダが線の出る位置で若干凹んでいて、信号注入しても出力が無い! イモ・ハンダの経年で折損か!と思い関連箇所にハンダを足しながらハンダ付けし直すと復旧した。選挙増産体制で未熟練作業者を使って製造したためだろう。 これはメーカ側の作業者教育訓練不足の反映だが、ユーザーとしては故障として顕在化するまでは分からない。まして数年以上を経てさらに修理可能期間を過ぎての発症だと基本的にメーカー責任は明らかだが保証契約と消費者保護法の壁に阻まれるだろう。

ホーンスピーカーのコネクター端子折損

 宣伝活動中に後方スピーカーの音が突然消えたというので拡声器アンプ出力を辿ると折り返しホーンスピーカーのコネクターまでは生きている。時々起こるコネクター・ピン変形による接触不良か?と割ピン間隔を心持ち広げてみるがダメ。 ホーン・ドライバー保護ケースの防水テープを剥がしてケースを外してみると、何と配線折損では無く、コネクターの配線端子が根元から折れている!そのためハンダ代が無くて修理のハンダ付け出来ないのだ!たまたまホーンケースの予備品を買ってストックしていたのでコネクターと配線のアセンブリーを丸ごと交換。配線の折損は時折見掛けるがコネクターの配線端子折損とは!極めて珍しい故障だ。

ホーン・ドライバー断線

 手持ちのホーン・スピーカー内部は16Ωホーンドライバー2基を並列接続して駆動インピーダンス8Ωとしていて、その直流抵抗は通常5Ω余である(ホーン・ドライバーはモノにより1基〜8基取付)。 非常に重いホーンスピーカを宣伝カーに取り付けてから不良を発見すると交換が非常に大変なので全数を事前点検して、抵抗値を調べ、その時に少なくともクリック音がすることを確かめたのだが、1本だけ抵抗が10Ω余のモノが有る。 保護ケースを外してドライバー毎に抵抗を図ると一方が断線していて音が出ない。大昔には良く有った不良だが今時は珍しいもの。車に積む前に分かって良かった。修理不能で廃棄とした。

マイク・キャノンプラグ付近のゴム劣化・断線


樹枝状結晶成長による地洛故障
 経年によるゴム劣化と、きつい扱いによる断線は新しいケーブルに交換するか、1m弱を切り縮めて新しいキャノン・プラグを接続する。 マイクロフォンで話をするのは一般人には極々異常体験であり、話をしている最中に夢中で繰り返しケーブルを引っ張っていて次第に断線に到る場合が多いようだ。その場合配線の切断点がマイク直近には留まらず1m弱も離れている例に時折遭遇する。そんな経験からマイク側の断線修理は1m弱を切り縮めて行うようにしている。
 のぼる電気の指向性マイクは一般的なキャノンプラグでは無い特殊なコネクターを使っていて、時折接触不良だったが補修部品が得られず予備品に回した。

ミキサー・アンプのハンダ経年結晶化地絡故障

 See→解説記事:前ページ第11項 高密度実装基板でハンダ付けに経時短絡発生!
 メインアンプの保護フューズ1Aを次々と数本も飛ばしてしまい、ようやくミキサーアンプの地絡故障に気付いたのだが、地絡抵抗値がゼロに近く、部品故障よりも配線地洛の可能性の方が大きそう。テープレコーダ部の電源を外しても地洛状態は変わらず、ミキサーアンプ本体の地洛。 ここで配線状況を良く見ると、サブミニDIN-10Pコネクター回りのプリント基板とリード線とを繋ぐハンダ付け全9箇所が異様に丸く盛り上がって過剰で接触寸前!さらによく見ると+電源供給と両側で隣り合う−接地、制御接地との間にハンダの樹枝状結晶が伸びて短絡しているように見える! それならハンダ付けし直せば治るかもしれない!と3箇所をハンダ付けし直してハンダが配線に流れるようにすると解決。 短絡事例としては珍しい故障だったが、かって窯業型の集積回路でこの「樹枝状結晶生成」による短絡に悩まされ、2度に渡る40億円設備投資に失敗した会社に当初から慎重対応を求め続けて激しく嫌われた労働組合の一員としては「またかっ!」と大変懐かしい思いがしたのだった(w。それにしても技術的目途が立ってないのに、バブルマネーゲームの損失ではないのはマシだが80億円ものギャンブル的設備投資は勿体なかった。

配線延長接続法不適!

 若干旧聞だが、宣伝カーを運行中に突然音が出なくなる現象を繰り返して、帰着後に様々点検したが故障が再現できず、とうとう宣伝カーに便乗して故障発生時に点検することとなった。ところが半日宣伝カーに乗っても全く順調に動作しており、これなら大丈夫と出先の山奥で宣伝カーを降りて迷路の道を帰ってきたのだが、夕刻に「また出た〜!」と呼び出されて折からのまとまった雨の中、配線全面張り替えを覚悟して修理に向かった。
 不具合の真相は、電線の継ぎ足しにハンダや圧着金具を使わずに銅線を相互に絡げただけの接続が床シート下に2箇所有ってそこで時折接触不良を起こしていたが、ビニールテープを堅く巻いていて接続状況に気付けなかった。ハンダ付けして絶縁テープを巻いて修理完了。
 設営時の作業漏れ、作業ミスだったが、業者施工だと時間を急かされるので、古い電線を再利用して繋ぐのでは無く、新しい電線を必要最大長で台数分準備して現場に合わせて切断して施工、切り落とした電線は被覆を剥いて回収業者に売って稼ぐスタイルだから、途中での接触不良などあり得ない。最大30Aも流れる電線を見えない床下で繋いで、まさか絡げるだけで圧着もハンダ付けもしていないとは予想も付かないことだった!あ、宣伝カーを降りて山中から帰還の交通費請求を忘れてしまっている!かなり歩いて迷路的千葉モノレールに出て千葉からJRだったからバスの数倍を払って戻ったのだった。

ハード日常整備も標準マニュアル化とレクチャー必要

 アナウンサー学校とか、候補者服装コーディネートとか、各種手続きマニュアルは有るようだが、それらと同列に扱われるべきハードの日常保守・整備・機器取扱マニュアルは存在しないようで、残念ながらここでは不採用。 しかしあの不合理・精神論の強権の塊だった大日本帝国陸軍では新兵に真っ先に三八式歩兵銃の分解整備メンテを繰り返し教え込んで実戦に備えていた。サビ取り清拭とか、雨中の扱いとか、マイクでハウリングを起こさずに明瞭な音の出し方とか、諸々の資材の扱い方をマニュアルを元にレクチャーして徹底するのは行動の科学性を重視するところでは当然のことなのだが。
 ポスターや遊説にあたって服装・髪型・顔色・話し方など多岐にわたって検討して決定すると聞く。その検討の中にマイクロフォンとそのコードも含めた方が良い。雨の泥水で汚れて白くなっているなどというのはかなり目立ってしまい論外だが、全く意に介さないで放置のところも少なくない。 事前準備では中性洗剤で清拭してシャープな黒色に戻して渡しているのだが、扱いが雑で汚れているモノが多い。 舞台人が金色艶消しのマイクに真紅のコードが付いたものを使ったり、メインマイクに造花を飾ったりはよく見る演出で、そうした舞台・スタジオ関係者が機材準備の裏方に噛んでいると雰囲気に合った提案をしたり現物を持ち込んだりしているのだが、「頭が固くて全然理解して貰えない!上から降りて来ないとダメみたい!」などと半ば匙を投げていた(w。「上」は頑張って「頭の固い」ところに降ろす必要が有る。 拡声器の販社に「七色マイク・コード・セットを出さないか?美形知名度以外に売るモノがない陣営ほど多少ボッても争って買うから、アイディア料で1セット頂戴(w」というと「コストは変わらないから検討してみようか(w」。モノは有っても、まずは使ってみようって気にならないとダメですね〜。

アンプ切り忘れでバッテリー上がり2件!
「急に音が出なくなった!」と千葉市縦断!エンジン連動化で停止時にOFF

 選挙遊説中に「急に音が出なくなってしまった!」「充電制御部の故障ではないか?」とSOSで呼び出され、宣伝カーの出発した事務所で落ち合って修理対応することになった。選挙では選挙管理委員会に登録した車両以外の代車は使えず拡声器修理の間、遊説が停まってしまうから大変な事態なのだ。
 しかし、工具類を担いで事務所に行くと「なぜか再び動作しだしたからそのまま運行する」として「故障」宣伝カーが戻ってこない。 故障原因不明のママでは、またいつ停まるか分からないので状況を掴みに10数キロ走って「故障車」を補足。途中、念のため充電制御用の自動車用リレーのスペアーを購入して、かなりの無理をさせていたリレーが不投入故障の場合に差し替えてみられる様に準備した。
 運行中の宣伝カーを発見して暫く追走したが全く異常はなく、昼食休憩時に話を聴くと、どうやらエンジンを止めたことでエンジン連動としたアンプのスイッチが切れたものらしく、それは敢えて設定した正常動作だ。この地域の宣伝カーでは10数台のどれもエンジン連動車では無かったための誤解のようだった。
 今回公示後既に2台の宣伝カーが拡声器アンプのスイッチ切り忘れでバッテリーが上がり起動不能故障を起こしているからイグニッションキー連動は必須だとおもう。私の地元三多摩でもアンプ切り忘れエンコを何度か経験していてバッテリー上がりはもう慣れっこだ。 別の地域だと総て宣伝カー設営業者任せで全部エンジン連動というところもあるが、メーカーが連動に対応してないのでアンプ制御に割り込むのが難しく、高価な大電流リレーを使っている。 連動制御用のリレー1個と接続端子、連動無効化ピンをミキサー・アンプ(コントロール・アンプ)に足すだけのことなのにメーカーが全く対応していないのは困ったモノだ。当該「故障車」では充電制御基板にエンジン連動制御としてプリント基板用リレー2回路1接点1基\180.を積んだだけである。

 不幸な偶然は続くモノで、実は試作品である充電制御ボックスの動作状況を見て2号機以降の詳細を決めるつもりで居た。結果を見て少なくとも充電電圧計か充電電流計のどちらかを撤去する予定である。
 しかし最大80Aの主回路の接続をするというので制御ボックスの取付を慣れない当方応援者には任せず宣伝カーを組み上げた業者に発注したのだが、そのとき制御BOXと一緒に手渡していた結線回路図を業者には添付せずに制御BOX現物だけ渡していて、そのまま数10km先に配置されて点検できなくなっていたものが選挙本番になって10km余先に戻ってきての「故障」発生となった。全くの新装置に操作仕様書も簡易マニュアルも無い手探り運用となってトラブル化したのだ。

 かっての自動車では、フローティング充電の制御は、ダイナモの励磁をカーボン・パイル等の可変抵抗で制御する「レギュレータ」で行っており、自動管理しきれずに過充電故障や、充電不足で始動できなくなって絶えず充電作業をして騙し騙し走らせていたものだ。過充電回避に注目するとバッテリー上がりに見舞われ、十分充電すると過充電故障でバッテリーを傷める微妙な間隙を探して車を整備していた。
 今は「エンジン制御CPUが端子電圧を監視して充電制御していて外からは割り込めない(by日産の窓口)」そうでレギュレータとしての適応範囲が大幅に拡がって充電作業は希になったのだが、車載拡声器専用電源となると管理CPUなどなくて負荷特性がまるで違い、自動車用発電機で充放電を自動制御することは出来ないから、操作マニュアルを作って端子電圧をみながら運用するほかない。ほぼ無管理とするには走行用バッテリーと共用にしてエンジン制御CPUの充電管理下にするほかないようだ。メーカーは取扱説明書にその旨明記すべきである。

図面無し作業発注は厳禁!

 初めて現物を見ると制御ボックスがミキサー・アンプ寄りでは無く、後部荷物室内のパワーアンプ部に取り付けられて操作どころか動作表示が全く見えなくされていた。一般の業者に図面なしで発注してはまともに組み上がる保障など無い。ましてメーカー自体が作っていない新規機能品を現物だけ渡されてもまともに組み込めるはずがないではないか。組立業者は設計者では無いから元々無理な要求なのだ。

 そこで本来の接続にしようと後部ドアを開けようとすると全く開かない!後部ステップに沿ってドアがかなり陥没しており錠が脱落している。どうやら前日に塀を背負ってしまい錠を壊してしまった様で、後部ドアが開かなくなったことだけは報告されていた(w=ぶつけたとは言いにくかった模様w!
 これでは充電が適正なのか不足なのか過剰なのかの判断も出来ないが、宣伝カーとして一応動作している以上、選挙本番の選挙カーを修理に引き上げる訳にはいかず、修正を断念。本番運行を終えてからの作業とするほかなくなった。
 いずれにせよ、簡易マニュアルや図面で説明していたら、そこで収まっていた可能性のあるトラブルだ。

簡易マニュアルは必要

 どうも文系感覚と理工系感覚の齟齬のようで、「端的に大局だけ伝えれば良い」と考えるのか、「全体の分かる資料を添えて、端的に大局を説明する=作業に必要なら詳細・具体に遡れる様に必要な資料は総て添付する」と実務的に考えるのかの齟齬があるように思う。簡易マニュアル備え付け否定論はその辺から出てくるのではないだろうか? 加えて読了義務づけの重要文書なのにいくら尻を叩いても読了率50%〜30%にしか達しない!文書は読んでくれない日常的現実のトラウマか(w。
 しかし具体的な作業が目の前に有って、その簡易マニュアルがあれば大抵は読むモノ。そこから次第にノーハウが拡がっていく。具体的な行動なしの読了義務付け文書だから読み込みがサボられるんで性格が違うではないか!
 私が他所の応援の身分だからおとなしく引き下がったが、自分のところで簡易マニュアル配布を制止されたら血の気の多く未熟人間の私はおそらくぶち切れて幹部達と大論戦をやっている。いや今や加齢に伴い達観して他人事で燃えなくなったのかもしれない。
 かって応援の某地で宣伝活動開始前の準備として車載拡声器整備でわざわざ休暇を取って集まって貰っていたのを「中央から応援派遣の幹部」が当事者の話を全く聴かずに解散命令を出して実質作業妨害した乱暴な「指導」にぶち切れて徹底追及・糾弾したのだったが、末端作業者からの抗議で決着が付いたわけではなかったようで、それは幹部氏から今でもズ〜〜〜ッと恨まれ続けているような「念」をヒシヒシと感じる。 知るかそんなモノ、人を常に下にみて部品扱いする官僚支配の命令一下型「指導」こそ悪かったのだ!深く深く反省しなさいっ!(w。 おかげさまで作業が後日に回り、少人数で必要な整備作業をこなすことになって大変だったのだから。 数年〜4年も無整備で汚損・腐食のまま放置していたモノが、日常使っている家電並みに総て問題なく動作するはずがないではないか!実情を調べること無く現場に相談もせずそんな個人的思い込みのママに極々主観的で失当・不適切な指示命令を出す官僚主義が基本的間違いなのだ。

機材メンテも「活動」として組織的に位置付ける必要あり!
本来活動とは無関係の私的な「余技・趣味」扱いは不適当

 各種宣伝機材は日常家電扱いで、いつでもトラブル無く動作するという認識がその利用者一般の感覚だろう。 しかし現実は、4年ごとの統一地方選挙の間は汚損したまま無点検で放置されて特性劣化や腐食が進み、ガリ・オームや腐食酸化接触不良、ケーブル硬化・断線、絶縁ゴム劣化に見舞われており、そのままでは使えない状態に劣化していることが多い。
 だから必然の動作異常が出ると宣伝カーの設営を引き受けた人などに非難が集中して、職場で仕事中に突然呼び出して休ませ即時修理を求め、故障を回復させても「故障させたという手落ちを埋めた」だけで当然のことという扱いになり、活動量として組織集計される接触数、票読み数、拡大数、ビラ配布数、宣伝数には全く入らない、無関係の「ボランティア活動」扱いになって長時間のメンテ作業が全く評価対象とならず首を絞められてしまう。
 だから、技術系で車載拡声器程度のメンテ能力を持つ支持者活動家は何処にでもかなり多数居るのだが、倍加の重荷だけを背負わされて評価されないのは目に見えていて、首をすくめて表には出てこない!いきおい任意参加で評価対象外である「労働者後援会」での他所への応援参加での穴埋め作業参加でのみメンテを引き受けるという形になってしまう。評価を下げるリスクばかり大きいので、求められても居ない作業には手を出さない様にして、日報などで厳しく追及される「中心的作業」ばかりやるようになる。
 車載拡声器のメンテ程度のことを、私的な趣味・道楽扱いされてはたまらないのだ。その辺の矛盾を避けるには設営・メンテを総て業者に担当させれば良いが、発注予算の問題と、現用1970年代〜1990年代製の骨董品的車載拡声器ではリスクが大きすぎて引き受け手がなく、せめてメーカー修理の対象となる機材への買い換えを迫られることになるだろう。

参照→
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2015/04/12 18:00
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