MTM 05/08A等級昇格試験
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[問1].縦が15m、横が18mの土地に、下図のように同じ幅の道を付けたところ、道の部分を除いた土地の面積が180m
2になった。(土地と道は総て直交)。このときの道の幅を求めよ。
[解] 道幅をWとすれば、題意は (18−W)(15−W)=180m
2 で、Wの条件としては 0≦W≦15 となるから、式を展開すると
W
2−33W+270=180 すなわち
W
2−33W+ 90=0 となる
因数分解から求めると (W−3)・(W−30)=0 だから
W=3 or 30 だが、初期の条件より30>15≧Wなので解30は捨てられ
W=3m となる。
解の公式で根を求めると
W={−(−33)±√(33
2−4・1・90)}/2
={33±√(1089−360)}/2
={33±√(729)}/2
={33±27}/2
=3 or 30 で、同様にW=3mとなる。
(閃けば因数分解法の方が速い)
[問2].次の
二次関数の最大値と最小値を求めよ。
y=2(x+1)
2+4 (−2≦x≦1)
[解] 2次の係数が正なので下に凸、対称軸のx座標は x=−1 で範囲内。従って、x=−2、−1、1 の場合のyの値を求めれば判る。
y(−2)=6
y(−1)=4 ……最小値
y(+1)=12 ……最大値
[問3].次の二次関数の最大値と最小値を求めよ。
y=−x
2+3x (−1≦x≦+1)
[解] 2次の係数が負なので上に凸、対称軸は −3/(−2)=1.5 で範囲外。
従って、x=−1、+1 の場合のyの値を求めれば最大・最小が判る。
y(−1)=−4 ……最小値
y(+1)=+2 ……最大値
[問4].二次関数 y=x
2+6
k−k のグラフがx軸と接するkの値を求めよ。また接点の座標も求めよ。
[解]
判別式D={0−4×5k}=0 で重根となり接するから、k=0
[別解:
問題式が誤植の疑い] y=x
2+6
x−k ではないか?∵正解がk=−9と発表されている。誤植として解くと
判別式D=3
2−(−k)=0 従って
k=−9 で接する。
[問5].次の直角三角形ABCについて、sinA、cosA、tanA、を求めよ。
∠Cが直角、辺AC=2、辺BC=6
[解] まず直角三角形の斜辺AB
2=2
2+6
2=40 ∵三平方の定理に依る
∴辺AB=√40=2√10 となる。
∴sinA=6/2√10=3/√10
cosA=2/2√10=1/√10
tanA=6/2=3
[問6].次の三角比の値を求めよ
(1).sin 150°
[解] 与式=sin(180°−150°)
=sin 30°=1/2
(2).cos 135°
[解] 与式=−cos(180°−135°)
=−cos 45°
=−1/√2
[問5〜6]の単純な三角比問題5題だけで足切り点10点を確保できる!確実に解くこと。右図参照。
[問7].生徒50人に聞いたところ、サッカーの好きな生徒が36人、野球の好きな生徒が28人、どちらも好きでない生徒が9人であった。サッカーと野球の両方とも好きな生徒は何人か?
[解] 両方好きな人数をxとすれば、36+28+9=50+x なので、x=23人
図を描けば一目瞭然。両方に好きだと言った分が2重計上されて総勢50人を超える。
[問8].6人をA、B、C、の3組に分ける方法は何通りあるか?
A、B、Cそれぞれに意味があるのかないのか?(巨人、阪神に組み分けされるのか、単なる同格の群か?)また、それぞれ1名分割を認めるのか、認めないのかなど様々な条件があり結論が異なるが、これに触れてない問題は解が何通りにもなって出題不適切。
[解]条件:A、B、C同一=区別なし
●4,1,1 と分ける場合:
6C
4・
2C
1・
1C
1
=(6・5・4・3/4!)(2・1/1)(1・1/1)=30通り
●3,2,1 と分ける場合:
6C
3・
3C
2・
1C
1
=(6・5・4/3!)(3・2/2)(1・1/1)=60通り
●2,2,2と分ける場合:
6C
2・
4C
2・
2C
2
=(6・5/2)(4・3/2)(2・1/2)=90通り
∴「組」に1個配置を含めれば 180通り。(各班同数2個なら90通り)
[解]条件:A、B、Cは別物
A:B:Cの並び方が3!個あるので、6倍、すなわち、各班に区別のない場合で、1080通り、或いは各班各同数2個なら540通り。
出題不適切:解答が4通りにもなる試験問題は適切でない。
[問9].1,1,1,2,2,3の6個の数字を使ってできる6桁の整数の個数を求めよ。
[解] 6要素の非重複順列だが、同じものがそれぞれ3、2個存在し、その分を除くから、個数=
6P
6/(
3P
3・
2P
2)=6・5・4/2=60通り
[別解] 1個の3が、残り5個に入る入り方は、両端があるので6個所ある。
残り5個並び中から2個所を2にする(残り3個所は1)選び方は
5C
2=5・4/2=10通り
従って、合計は6・10=60通りの並び方がある
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Last update: 2005/10/08
(05/10/02作成)
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