'03年1回再試数学2A解答


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Last update: 2005/10/22       (05/07/07作成)

【共通問題】
[1]1.(3/2)×(1/√2)の値は[アイ]である。
 [解]:8(3/2)=√(8×8×8)=√(233)=√(29=24・√2)だから
   与式=24・√2×(1/√2)=16=[アイ]

[1]2. log575−(1/2)log59の値は[ウ]である。
 [解]:(1/n)logaX=loga(1/n) だから
   (1/2)log59=log5(1/2)=log5
   ∴与式=log575−log53 =log5{(52×3)/3}=2=[ウ]

[1]3. tan(−405°)の値は[エオ]である
 [解]:tan は180度毎の周期函数なので、360度〜540度を加算しても同値。
  ∴tan(−405°)=tan(−45°)=tan(135°)=−1=[エオ]
     【参考図】 tan θ 参照
単位円と全象限三角関数

[1]4.下のグラフは、函数 y=cos x のグラフを x 軸方向に平行移動したものである。この曲線をグラフとする函数として適当なものを次の(1)〜(4)から1つ番号を選べ
(出題グラフは正弦波で、90度で1,0度で0を通り、0度〜90度で1/4波長である)
 [解]:cos(90度+X0)=1 だから、90度+X0=0
 即ち、X0=−90度。y=cos(x−90度) …………(x=90度で1:(3))
   (1). y=cos(x+90度)
   (2). y=cos(x+180度)
  ◎(3). y=cos(x−90度)
   (4). y=cos(180度−x)
問1.4fig.13

問2fig.14 [2]座標平面上に3点A(8,0)、B(0,6)、C(0,0) がある。このとき次の(1)〜(4)の各問に答えよ。
 [問]1.:線分ABの中点の座標は(ア,イ)である。
  [解]1.:中点のx座標は (8+0)/2=4、
   y座標は (0+6)/2=3
   即ち(4,3)である。

 [問]2.:2点AB間の距離は[ウエ]である
  [解]2.:3平方の定理より、AB2=BO2+AO2、BO=6,AO=8 だから、
  AB2=62+82=100
  AB=√100=10=[ウエ]

 [問]3.:直線ABの方程式は y=[オカ]/[キ]・x+[ク] である。
  [解]3.:勾配=(0−6)/(8−0)=−3/4、y切片=6だから方程式は
  y=[−3]/[]・x+[]

 [問]4.:3点ABOを通る円の方程式は
   (x−[ケ])2+(y−[コ])2=[サシ] である。
  [解]4.:∠AOB=∠R:直角 だから、ΔAOBは直角三角形で、その斜辺は外接円の直径である。(直径を見込む角=直角)。従って辺AB(=外接円直径)の中点が外接円の中心である。その座標は(1)で求めた通りで、直径が(2)で求めた10 なので、半径は5、半径2=25。
  ∴求める円の方程式は
    (x−[])2+(y−[])2 =[25]

問3fig.15 [3].函数 y=x3−3x+1 について、次の(1)〜(3)の各問に答えよ。
 [問]1.:導関数 y’ を求めると、
 y’=[ア]x2−[イ] になる。
  [解]1:そのまま微分して
  y’=[3]x2−[3]

 [問]2.:この函数は x=[ウ]のとき極小となり、極小値は[エオ]である。
  [解]2:導関数が0になる点が
    極値(極大&極小)。
  その点の第2導関数が負で極大、正で極小と判断できるから解1の結果より
  y’=3x2−3=3(x2−1)=0、∴x=±1で極値
  y''=6x で、y''(+1)=+6>0 :+1で極小
  y''(−1)=−6<0 なので、−1で極大
  極小値は y(+1)=(+1)3−3(+1)+1=−1
  極大値は y(−1)=(−1)3−3(−1)+1=+3
  x=[]のとき極小となり、極小値は[−1]である。

 [問]3.:この関数のグラフとx軸との共有点のうち、
   そのx座標が正であるものは[カ]個ある
  [解]3:「x軸との共有点」とはy=0の点であり3次方程式の解を求めている。
   3次方程式の一般解はないが、3次の係数の正負で全体の勾配の正負が決まり、
   根(解)の個数は1〜3個で、その範囲の正負を聞いているので、
   x=0のときの関数の正負が判ると3点と±∞の正負が判る。
  y(0)=+1 だからグラフの概形は、
  y(−∞)=−∞、y(−1)=+3、y(0)=+1、y(+1)=−1、y(+∞)=∞
  の略図から、交点=根は負側に1,正側に2個、[カ]=[2]個となる。

[4]1.不定積分∫(−9x2+6x−2)dx を求めると、
       [アイ]x3+[ウ]x2−[エ]x+C  (但し、Cは積分定数)
 [解]:与式=[−3]x3+[3]x2−[2]x+C

[4]2.定積分 3−3(x2+1)dx を求めると[オカ]になる。
 [解]:与式=[(1/3)x3+x]3−3 =[9+3]−[−9−3]=24=[オカ]

問4.3fig.16 [4]3.右の図は放物線 y=x2−x−2 と、
    直線 y=x+1
    を示したものである。
     放物線と直線およびy軸で囲まれた斜線部(x≧0)の面積をSとするとき、次の(1)〜(4)のうちから適当なものを選べ。番号[キ]
     (1).S=∫03(x2−1)dx
     (2).S=∫03(−x2+1)dx
     (3).S=∫03(x2−2x−3)dx
     (4).S=∫03(−x2+2x+3)dx
 [解]:題意の2次式のグラフと直線との交点では、両方のx、yの値が等しいから
   x2−x−2=x+1
   即ち x2−2x−3=0
   因数分解すると (x+1)(x−3)=0 だから、x=−1、x=3 で交わる。
  (又は根の公式より x={1±√(1+3×1)}/1=3 or −1 で交わる)
  題意から、xの範囲はこのうちのx=0〜x=3 で、
  2次式の2次の係数が正だから下に凸。
  ∴面積を求めるには、直線から2次式を引いた値がyの瞬時値、すなわち
  y=(x+1)−(x2−x−2)
   =−x2+2x+3 だから
  面積S=∫03(−x2+2x+3)dx
  すなわち、[キ]=[4]
  面積計算すれば、S=[−x3/3+x2+3x]03
         =(−9+9+9)−(−0+0+0)=9 だが、
         題意は面積そのものは求めていない。


[5]1. 3x2+7x−6 を因数分解すると、
    ([ア]x−[イ])(x+[ウ])  になる。
 [解]:([3]x−[2])・(x+[3])
  [別解]:
根の公式から解くのは、面倒
  x={−7±√(72−4・3・(−6))}/(2×3)
   ={−7±√(49+72)}/(2×3)={−7±√(112)}/(2×3)
   =4/6 or −18/6
   =2/3 or −3
  従って与式=3(x−2/3)(x+3)=(3x−2)・(x+3)    

[5]2. x=1のとき、|1−3x|+|x+1|の値を求めると、[エ]になる.
 [解]:絶対値(||)はy=0を境に極性が反転する訳だから、
   左辺||=0は 3x=1、x=1/3 を境界に 1>1/3 では逆極性で y=3x−1
   同様に右辺は x+1=0、x=−1を境に 1>−1 の範囲は y=x+1
  従ってx=1での原式=(3x−1)+(x+1)=4=[エ]
式のグラフfig.17
y=|1−3x|+|x+1| の実態(cf.)
x範囲左辺右辺総和:y=
x<−11−3x−x−1−4x
−1<x<1/3x+1−2x+2
1/3<x3x−1+4x
  

[5]3. {2+√3}/{2−√3} は分母
  を有理化すると[オ]+[カ]√[キ] になる
 [解]:分母が{2−√3}だから、分子、分母双方に {2+√3} を掛けると、
 与式=4+3+4√3=7+4√3
   展開公式の、(A+B)(A−B)=A2−B2 を使うと分母の√をなくすことができて、数値計算が楽になる。この様に分子・分母に同数を掛けて(=1を掛けて)分母から無理数(この場合平方根号)を無くす変換操作を「分母の有理化」という。

整式の割り算fig.18 [5]4.整式 2x3+3x2+5x+6 を
  2x+1 で割ると、商は
  x2+x+[ク]で、余りは[ケ]になる。
 [解]:商:x2+x+[]、余り[
  (計算は右図)

[6]1. 式fig.19 を計算すると
  [アイ]になる。
 [解]:k=1 で 2k+1=3、
 2で5、3で7、4で9、5で11、
 6で13だから
  計=(3+13)×6項/2
   =48=[アイ]
  (Σの意味と、等差級数の和の計算)

[6]2.等差数列 58,52,46,…… がある。
  (1).この数列の第n項をnの式で表すと[ウエ]n+[オカ]になる。
  (2).この数列において、はじめて負になる項は第[キク]項である。
 [解]:公差=46−52=52−58=−6、初項58=−6×1+C、∴C=58+6=64
   ∴第n項=−6n+64 ……解(1)
   −6n+64<0   6n>64  n>32/3≒10.6666
   nは整数値だから、n=11 ……解(2)

[6]3.初項が2,第4項が54である等比数列がある。この数列の第2項は[ケ]である
 [解]:公比をaとすると、2a(4-1)=54 だから a3=54/2=27=33
  ∴a=3=[ケ]

[6]4.a1=1,an+1=an+n2 (n=1,2,3,4 ……) で定まる
  数列{an}がある。
  この数列の第4項は[コサ]である。
 [解]:n=1で 1項=1
    n=2で 2項=1+12=2
    n=3で 3項=2+22=6
    n=4で 4項=6+32=15=[コサ]

[7]1.
 [解]:

[7]2.
 [解]:

[8]1.
 [解]:

[8]2.
 [解]:

[8]3.
 [解]: